今回も展示会で競合他社に負けない目を引く魅力的なブースデザインを作るためのポイントを紹介いたします。展示会への参加が決まっている出展社様はもちろん、まだ出展されたことがない企業様や展示会に来場予定の方にも参考となる内容となっております。
大きな小間で出展しなくても、ポイントを抑えればデザインの工夫で出展ブースを目立たせることは可能です。ぜひこれらの内容をご参考に、展示会の効果を最大化し成功に導いてください。
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レイアウトを工夫する
展示会でのブースデザインにおいて、独創的なレイアウトを採用することは、目を引くデザインを実現するための一つの手段です。よくある左右対称のレイアウトパターンではなく、変わった雰囲気のデザインを採用することでブースの独創性を高め、来場者に強い印象を与えることができます。例えば左右非対称なデザインは独創性の獲得だけではなく、ゲストの探索心をあおることでブース内の回遊性を高め、滞在時間を増やす効果が期待できます。また独創的レイアウトは、他社ブースとの差別性も高いので、来場者が立ち止まってブースを見るために立ち止まったり、ブース内に立ち寄ったりの行動を促すことができます。
非対称のレイアウトを採用する際には、まずブースのサイズやディスプレイの大きさを考慮しどのようにスペースを使うかを考える必要があります。そして非対称のレイアウトには、幾つかの方法があります。例えば会場入り口からの動線で最初に当たるところには背が低い展示品を置き、ブースの背面に大きな壁画やグラフィックを配置し奥行を演出することができます。視覚効果で自然な奥行き感を演出することで、ブース内に自然な人の流れを作り出すことができます。ブース内を来場者が用意していた動線で回ることで、見せたい製品やアピールしたいサービスの全体像を深く理解してもらうことができます。
もちろん左右対称のレイアウトにもメリットはたくさんあります。例えば規則的に並べられたパネルや製品は、安心感や信頼感の演出になります。そして間口も大きくとれるレイアウトであれば、一度にたくさんのゲストをお迎えすることも可能です。
いずれの場合でも独創的なレイアウトを採用する場合は、全体的にバランスが取れるよう各要素を適切に配置することが重要です。展示会でのブースデザインにおいて、非対称なレイアウトは目を引くデザインを実現するための有効な手段の一つです。注目されるレイアウトを採用することで、ブースの独創性を高め、来場者に強い印象を与えることができます。
インタラクティブな体験を提供する
展示会においてブースが持つ役割の1つは、ブースに訪れた人々に特別な体験を提供することです。これは製品やサービスを紹介するだけでなく、ブランドの印象を深めるためにも重要です。そこで、ブースにインタラクティブ(双方向的)な体験を検討してみましょう。
インタラクティブな体験とは、訪問者が自ら体験し操作することで、製品やサービスに関する理解を深めることができるものです。例えば展示された製品を実際に触って試すことができるようにしたり、試食やワークショップ、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)体験を用意することもできます。またパソコンやタブレット端末を用いた、デモンストレーションを提供することもインタラクティブ体験の提供になります。
このようなアクティビティを提供することでブースに訪れたゲストは製品やサービスに関する深い理解を得ることができ、出展社やブランドに対する印象も良くなることが期待できます。またアクティビティを楽しんだゲストは、その後の展示会でも新たな体験を求め繰り返しブースを訪れることが期待できますので、ブランディングやナーチャリングの効果も高い手法となります。
ただしインタラクティブな体験の提供にあたっては、運営面での配慮が必要です。設備やガイドのスタッフ、サポートの人員などは十分に配置する必要があり、アクティビティが混雑してしまうとゲストのストレスにつながってしまうため、十分なスペースや配慮が必要となります。
以上のようにインタラクティブな体験を提供することは、ブースデザインから出展の成功を加速させるポイントの1つです。展示会において、他のブースと差別化し、来場者に強い印象を与えるために、ブースでの特別な体験を検討されてみてはいかがでしょうか。
映像コンテンツの活用
展示会のブースにおいて、映像コンテンツを効果的に使うことで、来場者の興味を引き、ブランド認知を高めることができます。動画を使うことで、より多くの情報をより効果的に伝えることもできます。ここでは映像コンテンツの活用について考えてみましょう。
まず人は動きのあるものに視線を注ぎますので、動画は静止画に比べて注目度は高くなります。そのためブランドのロゴや商品の写真や画像だけでなく、動画やアニメーションを使って、ブランドのストーリーや商品の魅力を大量に伝えることができます。また映像を通じて来場者にリアルな体験を提供することもできます。例えば、商品を使用した動画や、実際に展示されている商品を使ってライブで披露することで、来場者に商品の魅力を体感してもらうことができます。
さらに映像コンテンツの活用について考えてみましょう。映像を活用することで、印象的なストーリーや映像で来場者の目を引くことができます。商品の開発過程や製造工程の映像をブース内で流せば、商品の品質や信頼性をしっかりとアピールすることができます。また、起業や創設のプロモーションビデオを活用すれば、ブランドのコンセプトや理念を初めてのゲストへも効果的に伝えることもできます。
しかし映像を使うことで得られる効果は、コンテンツのクオリティによって左右されます。そのため映像コンテンツを作成する際には、映像のクオリティにもこだわる必要があります。さらにはブースの環境に合わせた映像の編集や、音声の調整なども重要な要素です。
映像の音量や、映像の内容が企業やブランドのイメージに合っているかどうか、そして来場者に与える印象を考慮しながら、質の高い映像コンテンツを活用し目を引くブース作りにも活用してください。
SNS映えする展示ブースのデザイン
近年、SNSの人気が高まっていることから、「インスタ映えする」という視点でのブースデザインや小間装飾が注目されるようになっています。インスタグラムは世界中の人が利用するSNSであり、展示ブースが投稿されることで日本だけでなく世界中のユーザーへの拡散も期待できます。そこでSNSで注目を集める展示ブースのデザインのポイントを紹介します。
まずは映える色使いについて。少し奇をてらったような一風変わった色の組み合わせや、明るく目立つ色をアクセントカラーとして使用することで、インスタ映えするデザインに仕上がります。もちろんグラフィックデザインにこだわり、ロゴやイラストなどを鮮やかに装飾していくことも大切です。
さらに展示ブースをおしゃれな小物を使って装飾することで、写真映えするデザインになります。例えばスポット照明などでライティングを華美にすることで、ディスプレイに陰影が生まれ、より立体的なデザインに仕上がります。また草木や花を飾ることで、展示ブースがナチュラルな雰囲気に仕上がり、インスタ映えするデザインにすることができます。
そしてインスタ映えする展示ブースには、ユニークで特徴的なインタラクティブ体験が欠かせません。展示ブース内で撮影可能なフォトスポットやバーチャル体験など、参加者に記録したいと思わせる体験を提供することが大切です。
さらに投稿を促すコーナーやイベントを設置することも重要です。参加者にハッシュタグを使った投稿を促すボードや、SNSへの投稿を応援するプレゼントキャンペーンを設けることで、SNSでの拡散を促進することができます。
展示会では自社や商品を多くの人にアピールするために、SNSでの拡散はとても効果的な手段です。目立って映える色使い、おしゃれな小物の使用、インタラクティブ体験、そして投稿を促すイベントを意識して、インパクトのある展示ブースを作り上げてください。
面白い、斬新なプロモーションアイデアの導入
展示会で目を引き、差別化を図るためには、商品やサービスを紹介するだけでなく、楽しい体験や思い出に残るプロモーションを提供することが大切です。プロモーションには様々な種類がありますが、面白さや斬新さを意識したイベントを用意できれば、来場者にとってとても印象深いブースになるはずです。
例えば厨房機器や食品関連の展示会であれば、商品を使って調理実演を行い、来場者に体験や違いを味わってもらえる試食ブースを設けることができます。他にもBtoCの展示会などでは展示ブース内でクイズや謎解きを出題し、正解者に商品や景品をプレゼントするキャンペーンも人気があります。また来場者にノベルティを配る場合でも、普段使いができたり記念として残るようなものプレゼントすることで、ブランド認知度を上げることもできます。
そして展示会での斬新なプロモーションとしては、最近ではARやVRを使った体験できるコンテンツを採用する企業も増えてきています。ARやVRを活用することで、商品やサービスを印象的に紹介できるだけでなく、ゲストが楽しめるゲームやレクリエーションを提供することも可能です。また目新しい技術であるために、インスタ映えするブースにして来場者に自由に写真を撮ってもらうことで、SNSで拡散され非来場者に対しても爆発的に認知度を上げることもできます。
プロモーションは展示会の効果を大きく左右する可能性を秘めています。自社の商品やサービスに合ったプロモーションを考え、来場者にとって楽しい思い出となる展示会を実現しましょう。ただしプロモーションのために展示ブースのデザインやレイアウトの工夫をおろそかにすることは避け、適切なバランスを保ちながら、最適なプロモーションを検討するように心がけましょう。
目を引くブースデザインのポイントのまとめ
展示会で差をつけるためには、目を引くブースデザインが重要です。カラーの使い方やフォント、インパクトのあるディスプレイ、照明やレイアウトの演出、インタラクティブな体験、質の高い映像コンテンツ、SNS映えするデザイン、そして面白いプロモーションアイデアなど、様々なポイントがあります。これらを工夫して、独創的かつ視覚的に強い印象を与えるデザインを構築しましょう。
また、訴求するターゲット層やブランドイメージに合わせたブースデザインを考えることも大切です。さらに、デザインだけでなく、ブース内のスタッフの接客や提供するサービスも重要なポイントの一つです。お客様がブースに来た際には、居心地がよく、わかりやすく、楽しい体験ができるような環境を作り上げましょう。
最も大切なことは、ブースデザインが目的に合わせて効果的であることです。それぞれの企業や団体が目指す目的に応じて、ブースデザインは異なるものとなります。展示会で差をつけるには、目的を明確にし、それに合わせてブースデザインを構築することが求められます。展示会での成功に向けて、ブースデザインに注力して取り組んでいきましょう。
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