2023.03.14

コラム

【ブースデザインコラム】展示会で差をつける!目を引くブースデザインのポイント ~その1~

展示会で目立つことは、出展者にとって非常に重要です。出展ブースを訪れる来場者は多数いますが、目立たなければうまくターゲットに訴求することができません。そこで、今回は、目を引くブースデザインのポイントを紹介します。

関連コラム:展示会で差をつける!目を引くブースデザインのポイント ~その2~

関連コラム:デザインから考える効果的な展示会ブースの作り方

タテヤマへのブースデザインの相談はこちら

目立つ色味の使い方

展示ブースのデザインにおいて色の使い方は非常に重要です。目立つ色は来場者の注目を集めますので、印象に残るデザインを実現するためのとても重要な要素の1つです。ここでは色の使い方に焦点を当て、より効果的なブースデザインを実現するためのポイントをご紹介します。

まず強い色味を使うことで、ブースの存在感を強めることができます。まず赤や黄色、オレンジなどの暖色系のビタミンカラーは、来場者の目を引きつけることができます。さらにそこへ対照的な色を使うことで、より強くブースのインパクトを高めることができます。例えば青とオレンジのように補色となるような対照的な色を組み合わせることで、ブースカラーを強調することができます。

ただ色の多用は逆効果になることがありますので、目立つ色を使う際には使用する範囲にも注意をしてください。色を使う範囲やポイントをうまくバランス調整することで、より効果的な印象の強いブースデザインを実現することができます。

またブランドカラーを活用することも効果的です。ブランドカラーを用いることで、展示品や掲示物とブースのデザインを統一することができますし、企業イメージとの統一も図れます。またブランドカラーを使うことで、来場者にブランドのイメージを強く印象付けることができますので、ブランディングの一環として取り入れるのも効果的です。

色は使い方によって、ブースの雰囲気を決定することができます。例えば明るいカラーを使うことで、親しみやすさや活気を表現することができ、深みのあるカラーを使うことで、高級感や落ち着きを表現することができます。ブースやブランドのコンセプトに合わせて、メインやアクセントで使用する色やその使い方をぜひご検討ください。

以上が目立つ色味の使い方に関するポイントです。展示ブースのデザインにおいて色使いはブース全体のイメージを決定づける要素ですので、非常に重要です。強く目立つカラーを使うことで、来場者の目を引き、印象に残るブースデザインを実現してください。

フォントの種類やタイポグラフィの工夫

展示ブースのデザインにおいて、サインやキャプションで用いるフォントやタイポグラフィの使い方は、ブースの印象やメッセージの伝達に重要な役割を果たします。ここでは、フォントやタイポグラフィの工夫に焦点を当て、より効果的なブースデザインを実現するためのポイントをご紹介します。

フォントには様々な種類があり、ブースに込めたストーリーやコンセプトに合わせたフォントを選ぶことで、来場者へも出展の思いを強くアピールしていくことができます。例えば親しみやすいイメージを伝えたい場合は、手書き風のフォントやポップ風のフォントを使うことでより自然な雰囲気を演出することができます。そして高級感を表現する場合は、明朝体やシンプルな書体のフォントを選ぶことが適しています。

続いてテキストのサイズや配置にも注意を払うことが重要です。まずブースの視認性を高めるために、企業名のフォントサイズを大きくし高い位置に配置することは確実な手法です。同時にブースの目玉となる商品の案内や、重要なメッセージ、キーワードなどは、目立たせるためにフォントや色を変えることも効果的です。

さらにサインでは配置にもこだわりましょう。前述の通りブースの目立つ場所に企業ロゴや企業名を配置することはブランドの印象を強化することはもちろん、雑踏の中でも社名を見逃さずゲストの来訪の際に迷わせないためにも必要なことになります。またタイポグラフィを使うことで、ブースのデザインに個性や特徴を与えることができます。例えばブースの大きな壁面に、タイポグラフィを使って最もアピールしたい商品やサービスの魅力を大きく掲示することは、来場者へ強い印象を与えるためにとても効果的です。

以上がフォントやタイポグラフィの工夫に関するポイントです。展示ブースのデザインにおいてフォントやタイポグラフィは、ブースの印象やメッセージ伝わり方に大きな影響を与えます。フォントの種類、サイズ、配置、タイポグラフィの活用など、細かなデザインの工夫にこだわることで、より効果的な展示会ブースを作り上げることができます。またこれらのテキスト要素は統一感を持たせることが大切です。同系統のフォントや同じイメージのタイポグラフィを使うことでブース全体のデザインが一貫されるので、来場者へのイメージ共有にも多大に貢献します。

インパクトのあるディスプレイ

展示会で目を引くブースデザインを実現する上で、大きなインパクトを与えるディスプレイの活用は欠かせません。ここでのディスプレイとは、展示する商品や什器、サインやパネルなどの展示物の総称のことになります。巨大なインパクトのあるディスプレイをうまく使うことで、来場者の目を引きつけ、ブースへの訪問を促すことができます。

まずディスプレイの配置について考えることが重要です。展示会では多くの競合他社ブースが密集している上に多くの来場者による雑踏となっており、自社のブースがどこにあるのかをすぐに見つけることが難しい状況になっています。そこでランドマークのような意味合いとしてもメインのディスプレイはなるべく通路に面した位置、可能であれば高い位置に設置することが求められます。またディスプレイの周囲には、余白を設けることで、視線を集中させることができます。

また来場者にインパクトを与えるためには、鮮やかな色彩やグラフィック、複数の動画モニターや、大出力の写真などを使って、わかりやすく、興味を引くディスプレイを作ることが重要です。ディスプレイには実際の商品を展示することで、より具体的にアピールすることもできます。小さな製品を展示する際には3Dモデルを大画面で表示させたり、大きなモックアップを作ったりするのも良いでしょう。

さらにディスプレイには照明の活用も重要です。鮮やかな照明を使って演出することで、ディスプレイの中のコンテンツをより鮮明に見せることができます。またディスプレイを明るく照らすことで、周囲のブースとの差別化を図ることもできます。

巨大でインパクトのあるディスプレイは、来場者に強い印象を与えることができます。設置する位置、内容、照明などに工夫をこらして、自社の魅力を最大限に引き出すことができるようにしましょう。

照明の効果的な演出

展示会でブースを訪れる来場者は照明によって作られた雰囲気で色々な印象を受けます。そのため照明はブースデザインの中でも非常に重要な役割を担っています。効果的な光の演出は商品やブランドの魅力を最大限に引き出すことができます。

まずはブース全体の照明について考えます。照明はブース内をより明るく見せるための重要な役割を担っています。さらに照明の色や明るさを調整することで、来場者に出展社のブランドや企業イメージ、商品の特徴をより強く印象づけることができます。ただ明るくするのではなくあえて暗い場所に置くことで、商品の特徴をより引き立たせたり、色や素材感を強調したりする演出も可能です。

また照明を使って、ブースの特定の場所を注目させることもできます。特に商品やブランドのロゴをなど強調させたい場所は、強い照明をスポットであてることで来場者に強くアピールすることができます。

そして照明は配置にも注意が必要です。広角な照明を梁や天井から下げればブース全体を均等に明るく照らすことができますし、床に狭角なスポットライト設置することで、商品を強調したり、影の効果で空間に奥行きを与えたりすることもできます。他にも照明を使って商品の特徴を強調したり、イベントに合わせて明暗の雰囲気を変えたりすることで、来場者に違った印象を与える演出をすることができます。

照明の効果的な使い方は、展示会で自社ブースを差別化し、来場者の印象をより強く印象づけるために欠かせません。適切な照明の配置や色の調整、照明を使った演出など、ブースデザインの中で照明を効果的に用い、自社の魅力を最大限に引き出すことが大切です。

独創的なデザインの採用

多くの出展企業が集まる展示会において競合他社と差をつけるためには、独創的で目を引くデザインを目指すのも効果的です。既に見慣れたデザインでは、来場者に印象を与えることが難しくなってしまいます。そこで、以下に独創的なデザインの採用について考えていきたいと思います。

まずは色の使い方についてですが、鮮やかな色でカラフルに彩ることで、ブース内の空間を明るく華やかにすることができます。また同じ色でも異なる色調を使うことで、より深みのある印象を与えることができます。さらに色の組み合わせにも工夫を凝らすことで、ブース内に奥行きを与えたり、商品やブランドの特徴を目立たせたり引き立たせたりすることができます。

次に素材の使い方に注目しましょう。例えば自然素材や自然素材のデザインを使った部材を取り入れることで、ブース内に温かみやエコロジーな雰囲気を演出することができます。一方、金属やガラス、アクリルなど無機質な素材を使うことで、洗練されたスマートな印象を与えることができます。素材やデザインの使い方、見せ方によって、自社の商品やブランドイメージに合った印象を与えることができます。

さらに目を引くデザインにするために造作物や什器に立体的なデザインを取り入れてみましょう。例えば、平面のポスターや看板ではなく、立体的に立ち上げたモックアップなどのディスプレイを使うことで、来場者により深く印象づけることができます。また立ち上げる壁面の高さを変えるなど空間に奥行きを与えることで、視覚効果でブース内に違った雰囲気を作り出すことができます。

独創的なデザインの採用には、ブースの周辺を歩く来場者からの視点で考えることが重要です。展示会の入口から自社ブースへの動線、さらには自社ブースの周辺からブース全体を見たときに、どんな印象を与えることができるのか、どのようなアプローチをすればよいのかを考えながらデザインを考えることが大切です。独創的なデザインを採用することで、来場者に印象的なブースを提供することができます。

他にもブースの中でどのように製品を展示するかやその展示方法を工夫することも重要です。例えば製品を使用する環境を造作した中にレイアウトすると、その使用方法を視覚的に説明することができます。また製品の他社差別性を強調するために、特徴となる部分に拡大写真使って個性をクローズアップさせていくこともできます。逆にブース全体をシンプルで洗練されたデザインにすることにより、製品に焦点を当て来場者の注目を集めることができます。

またデザインだけではなく訴求力のあるキャッチコピーを使用することも効果的です。印象的なキャッチコピーは、ポリシーやメッセージ短時間で強く伝えるのに役立ち、来場者の関心を引き付ける効果があります。通常キャッチコピーはブースの前面や側面などに大きく表示されることが多く、会場の雑踏の中でもよく目立つように配置されています。

展示会のご出展、ブースデザインにお困りの際はタテヤマにご相談ください。

目を引くデザインのポイントをいくつか紹介させていただきましたが、いずれの場合でも展示会の目的を理解し、それに基づいてブースデザインを計画することが非常に重要です。例えば目的が認知度向上である場合、商品を強調するために鮮やかな色や大きなディスプレイを使用する必要があるでしょう。一方で名刺獲得などのリード獲得が目的である場合は、ブース内での交流を促すために、ノベルティを活用したり、商談席やデモスペースを設けたりすることを考える必要があります。

展示会で差をつけるためには、目的を達成するための目を引くブースデザインが不可欠です。強いカラー、フォントやタイポグラフィの工夫、巨大なインパクトのあるディスプレイ、照明の効果的な使い方、独創的なデザインの採用などをから自社の目的を達成するための手段を検討し、来場者に強い印象を与え、企業やブランドの認知向上やリード獲得につなげていってください。

 

展示会ブースデザイン・小間装飾・施工は実績豊富な株式会社タテヤマにお任せください。

私たちタテヤマはご出展企業様のあらゆるお悩みに、”信頼に応えるデザイン”で強力にバックアップいたします。展示会ブースの制作事例はこちらから。

展示会業界で長年の実績があるタテヤマだからこそ提案できる、展示会用HP「タテヤマのWebブース」も大変好評いただいております。

タテヤマへのブースデザインの相談はこちら

お知らせ・最新情報一覧に戻る