2023.03.01

コラム

【ブースデザインコラム】デザインから考える効果的な展示会ブースの作り方

展示会に出展する際、自社ブースを効果的に見せるためには、デザインが重要な役割を果たします。集客力や訴求力が高い印象的なブースを作るためには、どのようなデザイン手法を用いるべきでしょうか。

  • 出展の目的を明確にする:
    ブースの目的(商品のPR、新規顧客の獲得、イメージアップなど)を明確にし、それに合わせたブースのデザインを検討する。
  • ターゲット層を意識したデザイン:
    ターゲット層の属性(年齢、性別、趣味、興味関心など)を分析し、それに合わせたデザイン、展示コンテンツを用意する。
  • ブランドイメージに合わせたデザイン:
    企業のブランドイメージ(コンセプト、カラー、ロゴなど)に合わせたデザインを検討し、展示物を統一感のあるものにする。
  • ユーザーエクスペリエンスを重視したデザイン:
    訪れる人がブース内で過ごす時間を快適に過ごせるよう、ブース内の配置や展示物の見せ方、サンプリングの方法などを検討する。
  • 競合との差別化を図るデザイン:
    競合他社のブースのデザインや展示内容を調査し、それに対して差別化を図った展示コンテンツやデザインを考える。
  • 限られたスペースを最大限に活用するデザイン:
    ブースの面積に対して展示物を最適化し、広いスペースを設けることで、ブース内の動線をスムーズにする。
  • インパクトのあるデザインで注目を集める:
    デザインや展示物に工夫を凝らし、人目を引くものにすることで、多くの来場者の目を引く。
  • 訴求力の高いコンテンツを用意する:
    ブースの目的に合わせた、興味を持つ人が多いと思われる展示物やデモンストレーションを行うことで、来場者の興味を引く。
  • ブース内の動線を考えたレイアウト:
    ブース内での展示物の配置や、来場者の動線を意識したレイアウトを作ることで、スムーズな動線を確保し、来場者のストレスを軽減する。
  • 会場内での認知度を高めるためのデザイン:
    ロゴやブランド名を大きく掲げることでブースの特徴をわかりやすくしたり、オリジナルのグッズを用意したりして、会場内での認知度を高める

本記事では、効果的なブースデザインの考え方や実践的なデザイン手法について解説します。

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目を引くブースデザインとは?

展示会では、多くの企業が所狭しと製品やサービスのプロモーションを行っています。そのため、競合他社と差をつけて、来場者の目を引くブースデザインを考えることが重要です。

展示会で差をつける目を引くブースデザインにするためには、強いカラーの使い方、フォントやタイポグラフィの工夫、インパクトのあるディスプレイ、照明の効果的な演出、独創的なデザイン、レイアウトの工夫、インタラクティブな体験を提供する、動くモニター・映像コンテンツの活用、SNS映えする展示ブースのデザイン、面白い・斬新なプロモーションアイデアの導入などを意識して制作することが重要です。

これらのポイントを組み合わせることで、来場者に強烈なインパクトを与え、印象に残る展示ブースを作ることができます。また、展示会の目的やターゲット層に合わせて、デザインの方向性を考えることもとても大切です。

関連コラム:展示会で差をつける!目を引くブースデザインのポイント ~その1~

関連コラム:展示会で差をつける!目を引くブースデザインのポイント ~その2~

展示会出展を成功に導くブース計画

展示会に出展する際に、目的が達成できるかどうかは、出展社様の事前の準備や計画によって大きく左右されます。具体的には、ターゲット層の把握、ブースのレイアウト、展示物の準備、訴求力の高いコンテンツの用意、スタッフの配置、ブースの外でのアピール、セールスのアプローチ、イベント前後の情報発信などが挙げられます。これらの要素をきちんと押さえることが、出展を成功に導くためには必要なのです。

また展示会でのプロモーションは競争が激しく、来場者へ大きなインパクトを与えることもとても重要です。出展の効果を最大化させるために、事前に計画を立てしっかりと準備していきましょう。

関連コラム:ブースの成功に必要な要素とは? 展示会での出展を成功に導くコツ

ブランドイメージを意識したブースデザイン

展示会に出展するとき、ブースのデザインはブランドイメージを表現するために非常に重要です。適切なデザインを行うことで、企業のブランディングや価値観を視覚的に伝えることができます。

まず、出展ブースでは企業のロゴを大きく表示させることが重要です。ロゴは企業のイメージを表現するための重要な要素であり、ブースの中心や目立つところに配置することで、来場者にブランドを印象づけることができます。

また、カラーリングにも注意を払う必要があります。コーポレートカラーをブースのベースカラーやアクセントに使用することも効果的なブランディング手法です。またカラーの組み合わせによってもブランドイメージを表現することができます。たとえば、大人しいイメージを表現したい場合は落ち着いた色調を、元気なイメージを伝えたい場合はビビットな色調を使用することが効果的です。

そして製品やサービスを展示するためのディスプレイは最も重要な要素です。展示物のデザインにも注意を払い、ブランドイメージに合わせたデザインを行うことが大切です。展示物のレイアウトや配置にも工夫を凝らすことで、来場者に一定の価値観を印象づけることができます。

さらに照明や音響などを使用しブースの雰囲気を演出することもブランディングには効果的です。光や音でブース全体の雰囲気を調整することで、来場者に強い印象を与えることができます。

ブースデザインは企業のブランドイメージを表現するために非常に重要な要素です。ロゴやカラー、展示物のデザインや配置、ブース全体の雰囲気を調整することで、来場者に強い印象を与え、企業の価値観を伝えることができます。

関連コラム:ブースデザインで伝えたいこと ―ブランディングのためのデザイン手法―

出展する競合他社との差別化

展示会に出展する際、競合他社との差別化が重要となります。ブースデザインは、製品やサービスの魅力を最大限に引き出し、来場者に強い印象を与えることができる重要な要素です。差別化のためには、自社のブランドアイデンティティを明確にし、それをブースデザインに反映させることが大切です。

まず、自社のブランドアイデンティティを明確にするためには、自社の強みやコンセプトを整理し、それに沿ったコミュニケーション戦略を策定することが必要です。そして、ブースデザインにおいては、その戦略に基づき、ブランドの色やロゴ、フォントなどを活用することで、来場者に自社の強みやコンセプトを直感的に伝えることができます。

また、ブースデザインには、製品やサービスの特長を引き出す演出や、体験型コンテンツを取り入れることも有効です。来場者が製品やサービスを実際に触れて体験することで、魅力をより強く印象付けることができます。

さらに、競合他社と差別化するためには、業界のトレンドを把握し、それを自社のブースデザインに取り入れることも重要です。ただしトレンドを追いすぎると自社のブランドアイデンティティが薄れてしまう恐れがあるため、バランスを取りながら取り入れることがポイントです。

展示会での出展は、多くの来場者に自社の魅力をアピールする絶好の機会です。競合他社との差別化を図り、来場者に強い印象を与えるために、ブースデザインに力を入れることが大切です。

関連コラム:展示会での競合他社との差別化を図るためのブースデザイン

ストーリー性を持たせたブースデザイン

ブースデザインは、展示会での来場者の印象やブランドイメージを形作るために非常に重要です。単に見た目が良いというだけではなく、デザイナーは思いやストーリーを込めてブースデザインしています。

一般的にブースデザインは、スペースを有効的に活用し来場者に魅力的で鮮烈な印象を与えることを目的としています。しかし展示会のブースは、出展企業やブランドのイメージを伝えるという重要な役割も果たしています。

出展社様がどのようなメッセージを伝えたいのか、どのような価値観を持っているのか、さらにはそれらをどうすれば来場者深く印象付けることができるかなどを、空間やデザインで表現するために、ブランドのコンセプトや価値観を表現するストーリーが込められています。

例えば、エコロジーや環境保護に高い価値観を持たれたご出展社の場合、自然素材や緑の多い空間を取り入れることで、そのブランドの価値観を強調することができます。また高い技術力を持つテクノロジーに強いブランドの場合、最新のテクノロジーを導入した空間やデザインを取り入れることで、そのブランドの革新性を表現することができます。

展示会での競合他社との差別化を図るためには、自社のブランドストーリーを深く理解し、それを的確に表現するブースデザインを作成することが重要です。来場者に深い印象を与えることで、ブランドの認知度や評価を高めることができます。

関連コラム:ブースデザインに隠されたストーリー ―空間設計の考え方と展示会への応用―

展示会ブースデザインの最新トレンド

近年の技術革新や企業意識の変革により、展示会でのブースデザインにおいても新しいトレンドが登場しています。例えば、サステナブルな素材や環境に配慮した設計、AIやAR技術を活用した新しい体験、デジタル技術を用いた華美な映像演出などが挙げられます。

またよりシンプルでミニマルなデザインも人気が高まっています。過剰な飾り付けや装飾を排し、シンプルな形状や色使いによってブースの印象を高める手法も良く見受けられます。さらに展示会期間だけの特別なイベントを提供することで、来場者に印象を与える企業も増えています。

他にもオンラインでの展示会が増えていることから、バーチャル空間での展示も注目されています。3Dモデルを用いたバーチャル展示ブースは、在宅勤務やリモート会議が身近になった現在では、これらに新しい可能性も期待できます。

これらのトレンドを意識したブースデザインによって、競合他社との差別化を図ることができます。展示会でのブースデザインは、企業のブランディングだけでなく、来場者に強い印象を与えることでビジネスにつながる可能性を秘めています。最新のトレンドを取り入れつつ独自性も発揮し制作していくことが重要です。

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