2024.07.11

コラム

広報担当は大忙し!展示会会期中のやるべき主要業務とポイントを解説

展示会の会期中は広報担当のやることはたくさんあります。目標達成に向けてのメディア戦略の立案・実施だけでなく会期中の運営など多岐にわたり会期終了後はフォローアップまで担います。
今回は展示会会期中に広報担当者が注力すべき主要業務とポイントを解説します。

展示会前の準備と広報戦略

展示会の準備は事前の広報戦略から始まります。広報担当者は展示会のメディア露出を増加し、イベントの注目度を高めるためのコミュニケーション戦略を実施する必要があります。

メディア戦略の計画と準備

展示会開始前には、目標達成に必要なメディア戦略を策定します。これには、ターゲットメディアの選定、プレスリリースの作成などが含まれます。ターゲットとなるメディアリストの作成は適切なユーザー層へリーチするためにとても重要となります。さらに、メディアに対するピッチの準備、事前連絡もこの段階で行います。

スタッフトレーニングと事前打ち合わせ

展示会会期中はいかに来場者とのコミュケーションを取れるか、スタッフのオペレーションにかかっています。そのために、スタッフトレーニングと事前打ち合わせは非常に重要です。展示会の目標と役割を明確に伝えることで、スタッフ全員が一貫したメッセージとサービスを提供できるようになります。これには、展示会の流れの説明、来場者とのコミュニケーション方法、緊急時の対応などが含まれます。また、スタッフには展示会中の行動標準や、ブランドイメージに沿った対応の重要性を説明します。

展示会初日のキックオフ

展示会初日は、広報活動とスタッフ管理において重要な日です。この日は、展示会の成果に大きな影響を与えるメディアとの関係構築と、スタッフの効率的な運営が求められます。

初日の広報活動

記者会見やプレスカンファレンスを開催し、展示会の目的や見どころを詳しく伝えます。これらのイベントの開催は展示会のメッセージを広く伝播させ、報道関係者からの関心を引き出すために効果的です。プレスカンファレンスでは、製品発表や特別な発表を行うことで、メディアの注目を集め、展示会の報道量を増やすことが可能です。また、メディアに対する特別な取材の提供や個別インタビューの設定も、展示会初日の重要な活動となります。

展示会場でのスタッフ管理

展示会初日は、スタッフの運営管理にも注意を払います。スタッフが展示会の流れに沿って動けるよう必要に応じて指示を出し、調整を行います。スムーズな運営のためには、スタッフとの密接なコミュニケーションが必要となり、適切なポジションで来場者との対応に備えることで、展示会の成功に大きく寄与します。また、問題が発生した際の迅速な対応や、スタッフ間の情報共有も重要な役割です。

展示会期間中の広報と運営管理

展示会開催中、広報担当者はメディア対応とスタッフの連携に焦点を当てた活動を行います。この期間は、情報発信の効率化とスタッフの効果的な運営が成功の鍵となります。

日々の広報活動

展示会開催中は、毎日のメディア対応と情報発信に注力します。SNSやデジタルメディアを駆使して、展示会の最新情報、ハイライト、特別イベントなどをリアルタイムで伝えます。これには、展示会場でのフォトセッション、注目の製品デモ、重要な発表など、メディアや来場者の関心を引きつける内容が含まれます。また、メディア関係者に対しては、展示会の進行に関する定期的なアップデートを提供し、継続的な報道を促進します。効果的な情報発信は、展示会の注目度を高め、来場者の関心を維持するために不可欠です。

スタッフとの連携

展示会場でのスタッフとの連携も広報担当者にとって重要な業務です。スタッフが各自の役割を理解し、効率的に動けるようにするため、日々のミーティングを行います。また、緊急時の対応計画や危機管理のための指示も、この期間中は特に重要となります。問題が発生した場合の迅速な対応や、スタッフ間の情報共有は、展示会の円滑な運営と成功に直結します。広報担当者はチーム全体が一丸となって展示会を運営できるよう、適時に情報を提供し、必要に応じて調整を行う役割を担います。

名刺管理とリード管理

展示会での名刺交換は、新たなビジネスチャンスの扉を開く鍵となります。収集した名刺の効率的な管理と、展示会後のフォローアップ戦略について解説します。

効率的な名刺交換と情報管理

展示会で交換した名刺は、貴重なリード情報源です。収集した名刺はできるだけ早くデータベースに入力し来場者の情報を整理します。これには、来場者の基本情報、関心を示した製品やサービス、会話の内容などが含まれます。効率的な情報管理は、後のフォローアップ活動を成功に導くために不可欠です。リードとなる来場者を特定し、それぞれに合わせたフォローアップ戦略を立てることが重要です。データベースの整備は、リードの質と商談への移行効率を高めるための基盤を築きます。

展示会後のフォローアップ計画

展示会後のフォローアップは、リードを具体的な商談に結びつけるための重要なプロセスです。展示会後のフォローアップ計画を立て、関心を示した来場者に対して営業担当に渡したり個別にお礼メールを送ったりなど、適切な対応を行います。商談へ持ち込む際、展示会での会話を引き合いに出したり、製品やサービスの追加情報を提供したりすると商談率が上がるかもしれません。フォローアップの目的は来場者とのリレーションを強化し、最終的には具体的なビジネス機会へと導くことです。展示会での交流を基に来場者の関心やニーズに合わせたカスタマイズされたアプローチを行うことで、商談の可能性を高めます。

展示会後のフォローアップ活動

展示会が終わった後も、広報担当者の仕事はまだ終わりではありません。展示会の成果を最大化するためには、メディアとの追加連携と、来場者との関係構築に重点を置く必要があります。

メディアとの追加連携

展示会終了後、広報担当者はメディアとの関係を継続的に維持し、追加の情報提供を行います。これには、新たな報道資料の配布や、展示会でのハイライトに関する詳細情報の提供が含まれます。特に展示会で注目を集めた製品やサービスについての追加情報をメディアに提供することで、企業のブランド認知度の向上につなげることが可能です。

顧客とのリレーション構築

展示会で名刺交換をした顧客のフォローアップは、ビジネスの関係を深めるために非常に重要です。来場のお礼を送ることから始め、関心を示した製品やサービスに関する追加情報を提供します。このフォローアップは来場者との長期的な関係構築に寄与し、将来的なビジネスチャンスへとつながります。また、展示会での会話や来場者の関心を踏まえて、パーソナライズされたコミュニケーションを行うことが重要です。個々の顧客のニーズや関心に合わせた情報提供を行うことで、より強い信頼関係を築き、商談機会を創り出します。

展示会レポートの作成

展示会終了後、広報担当者は展示会の全体的な成果を分析し、レポートを作成します。このレポートは次回の展示会の計画における改善点と戦略の策定に役立ちます。レポートには展示会の目標達成度、来場者の反応、メディアカバレッジ、商談の機会などさまざまな側面が含まれます。具体的には、以下の項目を詳しく分析します。

展示会の目標と実際の達成度:設定された目標に対する成果の評価
来場者の数と質:来場者の総数、ターゲットオーディエンスへの到達度
メディアカバレッジ:報道量、報道の質、ソーシャルメディアでの反響
展示製品やサービスの反応:来場者からのフィードバック、関心の高い製品
商談の機会とリード:生成されたリードの数と質、商談に至った件数
スタッフのパフォーマンスとチームワーク:スタッフの効果的な運営と協力の評価
問題点と改善策:直面した問題とその解決策、次回の展示会への提案

レポートは、展示会の成果を可視化し、組織内での共有を通じて、将来の展示会の質を高めるための貴重な資源となります。

まとめ

展示会の広報担当者としての役割は、計画から実行、フォローアップに至るまで、多岐にわたる活動を含みます。効果的なメディア戦略の立案、展示会期間中のメディア対応とスタッフ管理、そして展示会後のメディアと顧客との継続的なコミュニケーションは、展示会の成功を左右する重要な要素です。また、展示会レポートの作成は、次に向けての学びと改善点を特定し、より良い成果を達成するための基盤を築きます。

タテヤマでは、出展企業の成功をサポートするために、展示会の準備から終了までワンストップでサービスを提供しています。

タテヤマの展示会サポートの特徴

・展示会の選定からサポート
・出展申し込みの全面バックアップ
・ブースデザイン、施工
・販促物のデザインと印刷
・その他運営に関するアドバイス

出展で直面する様々な課題に対し総合的にサービスを提供しています。展示会への出展をご検討の際はぜひ一度タテヤマにご相談ください。

展示会出展のご相談はこちら

お知らせ・最新情報一覧に戻る